現在、看護師を志願する有名大卒女性が増えているというデータがあります。今までの大卒女性が選ぶ専門職種というと、医師や薬剤師、弁護士、教師などが定番でした。しかし、最近では、それ以外の職種を選ぶ大卒女性が増えているようです。その中の一つが「看護師」なのです。看護師の養成学校は、今では難関となっており、有名大学を卒業した女性たちが、こぞって流れ込んでいて、高校生は入学が難しくなっているようです。これは、大学を卒業してから、改めて養成学校に通い直し、看護師になる大卒女性が増えているということです。
この不況で人気が急上昇しているのが、公務員でしょう。就職氷河期に突入してから「安定職」として男女共に人気の高い就職先となっています。大学を卒業後、浪人してまで公務員資格を受験する人や、一度就職した後に受験し直す人も多いようです。なかでも、女性の選択として意外なのが「自衛隊」です。
平成23年度(最も女子で倍率の高かった)陸上自衛隊幹部候補生は87.5倍でした。これは、高卒で応募できる職種にまで大卒者が流れ込み、女性にいたってはほぼ大卒者で占められてしまったのです。自衛官と言えば、血気盛んな男性が多いように感じますが、大卒女性が自衛官になる時代が来たようです。
このような大卒女性の変化は、「結婚や出産をしてからも、生涯働き続けたい」と考える女性が増えている一方で、一般企業では生涯働き続けられない状況があると考えられます。そのため、専門職や公務員を選択せざる得ないのです。女性の社会進出が目まぐるしい現在においてもなお、「産休」や「育休」を取得しにくい雰囲気の企業が多く、出産や家事、育児、介護などの理由で、一度でも離職してしまえば、再び自分が望むような条件の仕事に再就職することは難しいのです。その上、未婚率も上昇していて、生涯働き続ける女性が増えているのです。
このため、離職後も再就職しやすいように、手に職をつけたり、福利厚生の充実した公務員に、大卒女性が増えているのです。
世界経済フォーラム(WEF)の調査では、日本の男女間格差は調査対象の136カ国中105位でした。北欧諸国だけでなく、フィリピンや中国など、同じアジアの新興国にも負けている状況なのです。これは、就労意欲の高い優秀な女性に、企業は気付くことができず、自ら逃していると言えるでしょう。
看護師として活躍する女性は比較的、高収入な傾向にあります。しかし、家族や自分のため、もっと収入を得たいという人も多くいるのでは。そんな方は、高給が期待できる医療機関へ転職するのもひとつの方法です。効率的に収入を増やせるうえ、頑張りをしっかりと評価してもらえるので仕事へのモチベーションも維持しやすいでしょう。続きはこちら
日本では、大卒の男性の92%が就業していますが、同等の教育を修了した女性の就業は69%と低く、OECD平均の80%を大きく下回っています。その理由はいろいろ考えられますが、日本の社会が男性中心社会から抜け出せていないことや、女性の大学進学の目的が将来の就職よりも、大学生活を楽しんで、将来の伴侶を見つけるという姿勢にもありそうです。続きはこちら
大学に進学するにはそれなりの費用がかかります。それを教育ローンや奨学金で補填していく人も非常に多いのですが、返済義務のない種類の奨学金以外はすべて将来返済していかなければいけません。特に奨学金は学生本人の将来の債務になりますので、よく考えてから利用するようにしましょう。続きはこちら