日本の大卒女性の就業率は低く、男性の就業率は世界でトップクラスです。日本では、大学以上の学位を持っている男性の92%が就業していますが、同等の教育を修了した女性の就業は69%と低く、OECD平均の80%を大きく下回っているのです。日本は高学歴の男性の就業は世界でもトップクラスです。しかし、同等の女性の就業は最低レベルなのです。
日本の失業率の推移を見ていくと下記のようになっています。
2010年:5.04%
2011年:4.57%
2012年:4.34%
2013年:4.03%
2014年:3.71%
過去5年を見ても、日本の失業率は高くても5%前後ということが分かります。これを考えると、大卒女性の就業率が69%というのは、とても低いと言えるでしょう。では、その理由はなんでしょうか?女性は大学まで出ておいて、主婦として家庭に収まってしまう人が多いということなのでしょうか?
日本の大学進学率は、先進主要国(OECD諸国)と比較すると、日本の大学進学率49%に対して、OECD諸国の大学進学率平均値は59%と、決して高いとは言えません(2011年調べによる)。むしろ平均よりも低いくらいなのです。このことから、日本の女性は、努力して大学に進学しながらも、就職できないといった状況が多いということが分かります。これは日本独特のお国柄というものが影響していることは確かでしょう。ただ、男性に比べて女性は、就職を目的として大学に行っている人が少ないのではないかと考えられます。大学へ進学する理由の一つとして「大学に入って遊びたい」という目的が少なからずあります。将来の就職を見据えて大学へ進学する人と、とりあえず大学に入って遊びたいと考える人が、同じように大学へ進学して、その後、男性の場合はそのまま卒業と同時に就職しますが、女性の場合は大学生活を送る間に彼氏を見つけ、結婚してしまう人が少なくないようです。
あるアンケート調査によると、20代女性の場合、31.3%の人が学生時代と答え、同じ職場が20.7%、友人の紹介16.2%と続きます。このアンケート結果より、日本の女性は、将来の結婚相手を選ぶために大学へ進学していると考えられなくもありません。しかし、厚労省と文科省が先ごろ公表した「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によると、2014年春に卒業した大学生の就職率は、女子95.2%、男子93.8%と、女子が2年連続で男子を上回る結果となっています。これからは、女性の活躍が期待されているようです。
看護師として活躍する女性は比較的、高収入な傾向にあります。しかし、家族や自分のため、もっと収入を得たいという人も多くいるのでは。そんな方は、高給が期待できる医療機関へ転職するのもひとつの方法です。効率的に収入を増やせるうえ、頑張りをしっかりと評価してもらえるので仕事へのモチベーションも維持しやすいでしょう。続きはこちら
日本では、大卒の男性の92%が就業していますが、同等の教育を修了した女性の就業は69%と低く、OECD平均の80%を大きく下回っています。その理由はいろいろ考えられますが、日本の社会が男性中心社会から抜け出せていないことや、女性の大学進学の目的が将来の就職よりも、大学生活を楽しんで、将来の伴侶を見つけるという姿勢にもありそうです。続きはこちら
大学に進学するにはそれなりの費用がかかります。それを教育ローンや奨学金で補填していく人も非常に多いのですが、返済義務のない種類の奨学金以外はすべて将来返済していかなければいけません。特に奨学金は学生本人の将来の債務になりますので、よく考えてから利用するようにしましょう。続きはこちら