育児か?キャリア形成か?大卒女性の葛藤

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大卒女性の育児とキャリア形成の葛藤

「現在、最も生かし切れていない人材は女性だ!」と安倍首相が成長戦略の要として掲げたのが、「女性の活躍」「女性の活用」です。この女性の人材活用が進めば、一人あたりのGDPが4%増えるという試算も出ているようですが。これまでも、「男女雇用機会均等法」など、女性の社会進出の問題は、何度も提起されてきたことです。それなのに、どうして「女性の活躍」は大きく進んでいないのでしょうか?

大卒女性の育児とキャリア形成の葛藤

「女性の活躍」が進まない理由

まず考えられることは、日本の社会の中で、女性の働く意欲を減少させる外部からの影響があることでしょう。就職する段階で「総合職」を選び「男並に」に働いて社会で活躍するか、「一般職」を選び女性としての働きやすさを重視するのかを選択しなければいけません。その上で、結婚や出産をどのように選択するのか。それぞれの岐路において、女性は本来の意欲よりも、何かを諦めなくてはならない状況があるようです。
それだけでなく、年齢を経るごとに、育児の問題だけでなく、介護の問題もでてきます。これらの選択によって、女性の働く意欲は、徐々に減少させられると、思われます。これは多くの選択肢の中から、自らのライフスタイルに合った選択ができる利点がありながら、「働かない」「働けない」といった選択肢があることも事実なのです。

男中心の大企業で「母」として働く

1999年、男女雇用機会均等法が改正され、雇用や昇進などの面で男女差別の撤廃が禁止規定となり、育児・介護休業法は2009年に改正され翌年施行、2012年には従業員数100人以下の中小企業にも適用となりました。法律上の制度が整ったと言われていますが、そんな中で就職をした「産休世代」は、出産を機に退職し、出産後も以前の仕事を継続、将来辞める可能性を感じながら現状継続をしているケースなどがあります。なぜその結論に至ったのか、会社の評価体制、保育園問題、社会通念、教育、ジェンダー意識などさまざまな角度から検証したみたいと思います。
・夫の育児参加が期待できない現在の状況
・「育児はこうあるべき」といった母親を縛る意識
・男女平等の教育を受けてきたために、「男並み」に働けなくなった場合に、自ら退職を決めてしまう女性
・事務などの後方支援(社会のジェンダー秩序)を受け入れて、会社に残る女性
女性一人一人が、自らの決断の中で、苦しみ葛藤を抱いています。これらのことから浮かび上がってくるのは、周囲の無言の圧力の中で「自分が納得して選択している」と、周囲に思われることの悔しさでしょう。さまざまな立場にある女性たちが、葛藤を抱えることなく、社会で活躍できる日がくることを願うばかりです。

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